“Carte blanche” to Camille Henrot, Days are Dogs / Palais de Tokyo

複数アーティストとコラボした、デッサン、写真、ビデオ、インスタレーションと変化に富む展示。

 

Days are Dogs、ってどんな意味でしょう?想像力をかき立てられます。

この展示は、一週間の曜日で構成されています。

曜日というのは、天体や神話になぞらえて人間が考え出したフィクションであるのに対し、星の動きというのは絶対的な、科学です。
(最近では地球は平らだと主張する人もいるようですが)。

そして、私たちの生活はフィクションである曜日によって、区切られ、組み立てられている。

フィクションと絶対の存在、それに人間がどうかかわるか、どんな影響を受けているか、という視点が垣間見えます。

Days are Dogsは英語のDog Days(真夏の酷暑の時期を指す)に似た言葉です。
犬、といえば、犬をいつも連れている守護聖人ロッコの日は聖人歴では8月16日、夏の盛りです。
曜日ではないけれど、やはり天体と人間のつながりを感じさせます。

日曜日

ここで展示を見てみると、例えば日曜日。

日曜日は太陽の日。

寝過ごしてもいいし、家でゆっくりと、家事をしたり、本を読んだりしながら過ごす日。

作品は生け花です。瞑想的で、精神性が高い芸術。

日曜のムードにぴったり。

でもこのインストレーションは、伝統からは少し外れています。決められたコードや絶対的権威から、それているのです。

Ikebana 1

月曜日

月曜日。月の日。英語ではMondayですが、フランス語ではLundi。

Lunatic(英)というのは、狂った人という意味。

フランス語の表現で「月にいる」というのは、心ここにあらず。そういう世界。

エンジン全開ではいかないけど、1週間の最初だし。

家(作家のアトリエ)で生産性をあげるか、という感じの彫刻群。

 

 

ちなみに左上の写真のディスクはセーラームーンでしたよ。

火曜日

火曜日は火星の日。ギリシャ神話の軍神マルスに由来。

ここから本腰をいれて戦おう、という日。

ゆえに、ジムの上で柔術。

gym

展示では曜日の単純な解釈だけでなく、フィクションと絶対観念のように、いくつもの2つの相反するアイデアを比較して示唆します。

また、ギリシャ神話から現代の神話へと曜日のアイデアがシフトします。

曜日の感覚は、時代と共に変わるものですから。

 

複数の作家とコラボしていて、いろいろなミディアムを使っているので、飽きないし

広い会場全体にインスタレーションが広がるので、ゆったりしています。

肩肘はらずに、見ることができる展示です。


 

“Carte blanche” to Camille Henrot, Days are Dogs 展

Palais de Tokyoにて

2018年1月7日まで

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