FRACって何?

フランス各地方にあるFRACについて

FRACとはFonds Régionaux d’Art Contemporainの略で、行政が主体となる現代アートのコレクションのことです。さらに言うなら、フランスで最も大きい地方行政区画であるrégionが主体となり所有するコレクション、ということになります。現代アートのコレクション、幅広い大衆への普及、現代アート制作の新しいあり方の創造を目的に、1982年に設立されました。その作品群は展覧会などを通して一般の観客に無料で公開され、また海外などに貸し出されることもあります。ちなみに現在23のFRACが存在しますが、région数は13(海外地域圏を含めると18)です。この違いは2016年の改編でrégionが統合されたことが原因。

地方の県庁所在地へ行くと大抵存在するFRAC。別称(愛称)があったりするので、探す時にとまどうこともあります。例えばトゥールーズにあるミディ=ピレネーのFRACはLes Abbatoirs。屠殺場、という意味なんですが、これはその建物がなんと1988年まで屠殺場として使用されていたから。

les-abbatoires_1

Bernar Venet, 222.5° arc x 5, 2006, Acier Corten, Collection les Abattoirs

建物といえば、マルセイユにあるプロヴァンス=アルプ=コート・ダジュールのFRACは、東京オリンピックに向けて新国立競技場の設計を手がける隈研吾氏によるものです。

paca

隈研吾氏による設計のFRAC PACA(マルセイユ)

FRACは地域のアート教育ともリンクしていて、フランスで現代アートを語る上でなくてはならない存在となっています。


FRACについての最新情報(フランス語)
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